2025年の冬ドラマとして、毎週水曜22時放送のフジテレビ系ドラマ 『問題物件』がスタート。
その第9話が3月12日に放送されました。

犬頭光太郎(上川隆也)は、犬が変身した姿なのでは…と疑われる謎多き人物。卓越した頭脳と嗅覚・聴力・身体能力の持ち主です!



不動産会社社員の若宮恵美子(内田理央)は、傍若無人な犬頭に振り回されながらも、物件の調査に協力してくれることを心強く思っています。しかしながら犬頭の正体について“あの人”よりも先に真実にたどりつく必要がありそうで…。
第8話では、「神隠し」にあう部屋の謎を調べることになった販売特別室。
直近で被害にあった住人が、たまたま探偵の有村が依頼人の要望で追っていた人物だったため、犬頭・若宮・有村は『ワンチーム』で調査にあたりました。
普段は控えめな性格の雅弘も積極的に動き、明かされた真実には———見返りを求めない大きな愛の物語があったのです。



雅弘も含めた『ワンチーム』での活躍が事件解決につながりました!
一方、雅弘の評判を落として自分の息子を次期社長にしたいと考えている高丸社長は、販売特別室の功績には裏があるに違いないと怪しんでいます。
片山を使って犬頭が何者なのかを調べ上げようとしている高丸社長。
そして、犬頭が何者かの手によって車で連れさられてしまい…
第9話で、注目したいポイントはこちら!
- 犬頭のことを雅弘側が用意した強力な助っ人だと思い込んでいる高丸社長。実際には犬頭が自主的に販売特別室の調査に協力しているわけですが、頼もしい存在であることは確かです。高丸社長は自身の計画を邪魔する犬頭を排除しようと、強硬策に打って出る可能性が…
- 雅弘が幼少期に助けた犬と、7年前に突如として現れた犬太が瓜二つなことには、何か関連がありそうです。犬が世代を超えて願いを叶えようとする“犬の恩返し”が可能ならば、犬太=犬頭という神秘的な現象もあり得るのでは?
- 事故に遭って以来、自分の殻に閉じこもっている雅弘ですが、「犬太と一緒にいたい」「両親との思い出のある家を守りたい」と、少しずつ自分の意思を表現するようになってきています。若宮への特別な気持ちや犬頭への興味が、雅弘に良い影響を与えてくれることを期待!
- どこから来て・どこへ去っていくのか、いつも謎の犬頭。裏を返すと、犬頭は何らかの理由で長時間の拘束に耐えられないのでは…?一刻も早く逃げ出さなければ、危険な状態?!
- 高丸社長は「雅弘と若宮だけでは実績を上げられないはず」と完全に2人のことを見くびっています。それぞれに得意不得意があるだけで、若宮も雅弘も真面目で優秀です。犬頭がいなくても販売特別室に解決能力があることを証明して欲しいですね
この記事では、「問題物件」第9話のあらすじと感想を、ネタバレありで解説していきます!
この記事は、ネタバレの要素を含みます。
まだ内容を知りたくないという方はご注意ください。
「問題物件」第9話 あらすじ
何者かに連れ去られた犬頭光太郎(上川隆也)は、とある部屋に監禁される。そうとは知らないままの若宮恵美⼦(内田理央)の元に、有村次郎(浜野謙太)から犬頭が行方不明だと連絡が入る。だが、犬頭が突然いなくなるのはいつものことだと、そこまで気に留めない恵美子。そこへ片山芳光(本多力)から大島雅弘(宮世琉弥)と恵美子に『天使の棲む部屋』についての調査依頼の連絡が入る。長野県にあるそこは、なんと『罪人が100人自殺した館』だという。今までとはスケールの違う得体の知れなさに、恵美子を心配する雅弘だったが、ついていくこともできない自分を歯がゆく感じる。
恵美子が調査依頼を受けた洋館に到着すると、オーナーの襟岡真都(忍成修吾)が出迎える。襟岡に館の中を案内されていると突然現れたのは…。
一方、雅弘の元にも突然有村がやってきて、一緒に『天使の棲む部屋』の謎を調べることに。有村の入手した警察の内部情報によると、一度逮捕され法廷で無罪を勝ち取った人間が、この館で自ら拳銃で命を絶つという事件が相次いだという。
そんな中、堀幹彦(佐戸井けん太)、織山仁(加藤諒)、馬場亜紀(菅野莉央)が宿泊客として館へやってくる。そして彼らは遅れているもう一人の客・富沢辰也(小久保寿人)を待っていた。事故で電車が止まり、館を調査中の恵美子は帰る手段を無くしてしまう。館に泊まることになった恵美子は、彼ら4人がここに集まった恐るべき理由を知り…。
「問題物件」公式サイト



次の依頼は、もはや怪事件の調査となっていて、完全に不動産会社の仕事の域を超えています!
「問題物件」第9話 ネタバレあらすじと感想・考察
第8話の最後で、犬頭を連れ去った人物とその目的とは…?
そんな気になる第9話のあらすじを、ネタバレありで紹介していきます!
犬頭の大ピンチ!
暗い倉庫のような場所まで連れ去られてしまった犬頭(上川隆也)。


意識を取り戻してからすぐに自分が「拉致された」と気付き、物陰に潜んで敵が現れるのを待ちます。
すると、犬頭の様子を見に来た犯人の男が「ターゲットがいなくなった」と大慌て。
部屋に入ってきた男を、背後から羽交い絞めにした犬頭は、拉致が誰の指示によるものなのか強引に聞き出します。
拉致の首謀者は———高丸社長(船越英一郎)です。
実行役の一人に、犬頭を絶対に逃がさないよう、電話で念を押す高丸社長。
片山の案内で犬頭が監禁されている建物へと赴きます。
もう少しで監禁場所に着くというところで、薄暗い廊下で犬と遭遇!
突然のことに驚きながら肝心の部屋へ向かうと、拉致の実行役の全員がノックアウトされた姿で見つかります。



犬頭は脱出に成功したようです!犬太の姿に戻って雅弘の待つ家へと走って帰っていたように見えますが果たして…?
天使のための間取り?
販売特別室の次の仕事は、100人もの罪人が自殺するという部屋の謎を調査すること。
50年前から「天使の裁き」がおこなわれると有名な洋館が存在するのです。
問題の物件は長野県の山奥に位置し、さっそく現地に降り立つ若宮(内田理央)。


オーナーの襟岡(忍成修吾)は、優しく若宮を出迎えてくれました。
洋館は、築60年以上の豪邸で、襟岡の祖父によって建てられたそうです。
ロケーションや外観はもちろん、内装にもこだわりが見受けられ、手入れも行き届いていることに感心する若宮。
2階には客間が3部屋あり、襟岡の祖父は犯罪被害者や冤罪にあった人をサポートするボランティアをしていて、よく館に人を泊めていたと言います。
若宮が襟岡から館の中の案内してもらっていると、エレベーターの中から犬頭の姿が…!
館の中でここだけ新しいと、エレベーターが作られた経緯について説明を求める犬頭。
襟岡の父親が10年前に車椅子生活になってから、館が改装され、エレベーターの設置や段差をなくすなどバリアフリーとなったようです。
そして一行は、1階にある「天使の裁き」がおこなわれる部屋へ。
部屋の唯一の出入り口であるドアには、外側に鍵穴があるだけで、内側からは鍵の操作ができない構造です。
一度ドアが閉まると内側からは鍵が開けられず、鍵は襟岡が所有するもの一つだけ。
また、部屋にはドア以外にも通常とは違うところが…。
部屋のカーテンを開けると廊下があるのが確認できたのですが、開かない分厚い窓ガラスがはめ込まれているため、廊下に出ることはできないのです。
また、カーテンのすぐ横に壁に備え付けの燭台があり、不思議な間取りとなっています。



部屋の窓から見える廊下に出られないとなると、廊下の用途は何なのでしょう?
襟岡は、本来は人が宿泊するためではなく、祖父がピアノを弾くために作った部屋だと説明。
密閉性の高いドアと、防音に優れた窓の説明としては一見筋が通っていますが…。
裁かれるべき人
有村(浜野謙太)は、犬頭との連絡が途絶えたことを心配し、雅弘の家を訪ねます。
今回の調査対象について、情報を擦り合わせる有村と雅弘。
事件があったのは50年前。襟岡家の例の部屋で最初の自殺者が出ました。
男は殺人の罪にかけられていたが、証拠不十分で無罪になった人物です。
1年後、今度は誘拐殺人の罪をかけられて無罪になった男も、1件目と同じような最期を迎えます。
さらに半年後、強盗殺人の容疑をかけられた男性が同じ部屋に宿泊するも、彼は翌朝に生きて館を出ることができました。
そして、彼の生還と行き違うようにして、強盗殺人の真犯人が逮捕されます。
実は、遺体となって発見された過去の2件の死亡者は、本当は殺人の罪を犯しながらも法の目をかいくぐったとされていました。
冤罪だった3人目だけが助かっていることからも、例の部屋は「天使が罪人に裁きを下す」という噂が立つように。
その後も自殺者が出たものの、警察で保管された資料が火事で燃えてしまい、記録の詳細は確認できない状態です。
しかし、分かっていることとしては「天使の裁き」には、拳銃でこめかみを打ち抜くという死因、遺体は窓側に顔を向けていたこと、自殺に使われた拳銃の出どころが不明という3点が共通していました。
「天使の裁き」には殺人事件が絡んでいることから、雅弘と有岡は事件の被害者たちに話を聞いてみることにしました。



殺人犯が冤罪なのかどうかを判断し、死刑を執行する「天使」…。呼び名が不自然な感じがするのですが、由来はどこから来るのでしょう?
天使の裁きを
襟岡家の館に、「天使」の噂を聞きつけた来客が3人も集まりました。
襟岡は、3人を客間へ通すと、“あの男”ももうすぐ到着すると話します。
“計画”について、本当に実行するのかと不安がる襟岡。
3人は同じ目的で結束しており、“男”を憎んでいる様子です。
客人の一人が、事故で電車が止まり、道が混んでいたと話します。
その声を、遠く離れた部屋から聞き取った犬頭は、泊りがけの調査になることを若宮に示唆。
帰る手段を失った若宮は、襟岡の勧めもあって、館に宿泊することになりました。
来客の3人について、襟岡から説明を受ける若宮。


サングラスをかけた推定50代の男性・堀は、襟岡の父の知人です。
彼は目が悪く、常にサングラスを身につけているのとともに、手袋も常に装着。
手袋はヤケドの痕を隠すためだと言います。
若い男性・織山は、食品メーカーの営業担当です。
館に来たのも営業のついでだと言い、大きなスーツケースを持参。
もう1人の女性は、翻訳の仕事をしているという馬場。



パッと見では、3人に共通点は見当たりませんが…
そこへ、4人目の客・富沢がやってきます。
高級なスーツに身を包み、格好も振る舞いもいかにも羽振りがよさそうな男性です。
そして富沢は、若宮も「被害者の会」の人かと聞いてきました。
つまりは、堀・織山・馬場は3人とも「被害者の会」に属しているということに。
富沢は、海外の架空の不動産に投資させ、お金をだましとる詐欺師でした。
刑事事件では証拠不十分で無罪に。
3人は、民事訴訟に持ち込んで富沢に責任を追及しようとしているのですが、ほぼ勝ち目がないと弁護士から見放されてしまっている状態です。
法の裁きを免れ、のうのうと暮らす富沢に、天使の裁きが下るという部屋で怯えて一夜を過ごせばいいと、3人は今回の「計画」を実行。
言うとおりに宿泊すれば富沢への訴訟を取り下げることを条件に、今回の場が設けられたのです。
詐欺をした富沢には「天使の裁き」が下されるに違いないと、敵意の向ける3人。
それに対し、無罪の自分は絶対に生きて帰れると、富沢は自信満々です。
試される夜
襟岡の案内で、内側からは出られない例の部屋で夜を明かすことになった富沢。
一方、若宮たちもそれぞれ部屋で休むことに。
織山は、スーツケースが重たいようで、途中でつっかえてしまいます。
宿泊する部屋にて、若宮は雅弘に連絡を取り、当日にあったことを報告。
すると、話している途中で突然、通話が途切れてしまいました。
若宮の滞在場所が山奥であることから電波障害によるものと考えられます。
有罪判決
翌朝、富沢が遺体で発見されました。
過去の怪事件と状況が似ていることから、「天使の裁き」だと大騒ぎ。
しかし、襟岡は「そんなはずはない」と難しい顔をしていて…。
犬頭が現れて、現状から殺人の可能性を疑います。
そして、現場と同じ階にあるワインセラーから、高級ワインが何本も偽物とすり替えられていることが発覚。
若宮は、大きなスーツケースを大事そうに持っていた織山を怪しみます。
織山は、ワインの窃盗については認めますが、殺人への関与を否定。
馬場は「部屋から一度も出ていない」と言い、堀はトイレで起きたが、廊下が暗く、手すり伝いに進むのがやっとで、その際の目撃情報はないと話します。
一方、犯罪被害者からの有力情報を得た有村と雅弘。
シリアルキラーの存在が明らかとなり、このままでは犬頭と若宮の身に危険が及ぶ可能性が!!
急いで犬頭たちの元へ向かおうとする有村に、雅弘は「自分も行く」と、自らの意思で動いたのです。
「問題物件」第9話ネタバレあらすじと考察!若宮に迫る危険!雅弘と犬太が緊急出動? まとめ
第9話では、「天使の裁き」を目の当たりに?さらに驚くべきことに雅弘が自分の意思で外に出る場面が!
次回までに、下記について推理しましょう!
- 犬頭は、雅弘が過去に助けた犬の化身?もしくは雅弘の母親の知り合い?犬頭本人は雅弘に正体を明かすつもりは無い様子ですが、有村の調査で新事実が発覚するかもしれません!
- なぜ犬頭は若宮の物件調査を手伝ってくれるのか?今後も調査協力してくれると心強いのですが、いつも突然現れて突然消えてしまう理由に何かしらの制約があるのだとしたら…。高丸社長に弱みを握られないよう、慎重に行動する必要があります
- 争いごとを避けたい様子の雅弘ですが、大切なものを守るためには高丸社長との対決は必至?
- 犬頭の拉致に失敗した高丸社長。次期社長の座から雅弘に退いてもらおうと、雅弘の弱みに付け込む作戦に出るのではないでしょうか?



「天使」として、罪人に裁きを与える犯人。間違った使命感から、その刃が犬頭たちに向かう可能性があり、とても危険な状態です!

